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IPSG認定医院

IPSG 包括歯科医療研究会 専門の歯科医師が入れ歯のお悩み解決

ゆうあい歯科医院

ゆうあい歯科医院

無歯科医村だった村で歯の不安をなくしたい

電話
0264-26-2442
住所
長野県木曽郡木曽町日義2640
診療時間
  • 9:00 〜 12:00 / 14:30 〜 18:30
  • 休診日: 日曜日・祝日、第1・3木曜日、第2・4土曜日

院長井出 隆一郎

長野県は自然あふれる木曽の無歯科医村で育った井出先生は、地元に貢献したいという想いから故郷の地で開業しました。先生の現在の願いは「歯に関する悩みから患者さまを解放して差し上げたい。その手助けをしたい。」というもの。地域に根差した安心できる医院を目指す中、純粋でひたむきな想いを垣間見ることができる、そんなお話をうかがいました。

患者さまに伝えたいことは何ですか?

「健康」を届けたいですね。どこか具合が悪いと、常にそれが気になりますよね。口の中の「痛い」とか、「つらい」とか不調が原因でなっていること、たとえば好きな食べ物を食べられずに、食べられるものを選ばなければいけないなどといったことは、健康になれば考えなくてよくなります。そういった悩みや問題がなくなれば、自分がやりたいことを自由にできるようになります。

その場限りの治療、一時的な健康ではいけないと思います。治療した歯がしばらくするとダメになってしまうのでは意味がありません。口の中の悩みのために、毎日を我慢して過ごさなければならないことほどつらいことはありません。「もう、そこは大丈夫ですよ」と言って差し上げたいですね。

患者さまに、口の中が不調であるわずらわしさから解放されてほしいのです。その手助けを、是非、わたしにさせてください。

わたしの医院があるのは田舎です。田舎に行くと、治療などのレベルが低いイメージがあります。でも、決してそうではない、レベルの高い治療をしっかりと行っている自負があります。私の師は「最善でなければ無」だといいます。この言葉を胸に診療を行っています。

歯科医になったきっかけは何ですか?

わたしの祖父は村の唯一の歯科医だったのですが、わたしが生まれた年に亡くなりました。以降、わたしの生まれ育った村は無歯科医村になりました。交通の便が悪くて、村から出るとなると本数の少ない汽車やバスを利用するしかありません。電車の待ち時間も長いので、一番近い歯科医まで行くのに1時間かかりました。

今でこそ、みんなしっかり歯を磨くようになって、虫歯なども少なくなってきましたが、昔は歯のケアの意識もあまりありませんでしたからね。歯が悪くなったら抜いて、入れ歯にすることが普通でした。田舎に行くほどそんな感じでしたので、当時は歯が全然ない人がたくさんいました。

昔から物を作ったりすることが好きだったので、現役で受験したのは工学部です。しかし、浪人して家に帰ってきたときに、地元の友人と話をしたり、祖母と話したりする中で、地元の人の役に立ちたい思いが芽生えて、歯科医になりました。

なぜ、入れ歯を特に学ぼうと思われたのですか?

医院があるのは長野県の木曽、山間の町です。ご高齢の患者さまが非常に多くいらっしゃいます。当然のことですが、入れ歯治療を求められる患者さまがたくさんいます。この地で医院を開いてから入れ歯をたくさん作ってきました。難症例と言われるような難しいケースもしばしばあり、苦労することもありましたが、自分ではそれなりにできているつもりだったんです。

しかし、十年前のある日、地域の検診を行っていたときにショックな出来事がありました。わたしが歯科検診を行っていると、つい立ての向こう、内科の検診をしている側から声が聞こえてきました。歯科検診も受けるようにすすめられた方がそれを断っていました。歯科検診を断った理由は、検診担当がわたしだからで、作った入れ歯が合わないということでした。

このとき、歯科医になって既に十年余りの月日が経っていました。自分ではできたつもりになっていたのに、患者さまには満足してもらえていなかったことを知りました。ショックでしたね。しかし、それが嘘偽りのない生の声です。

「このままではいけない」

そう思い、それからです。入れ歯について真剣に学び始めたのは。

入れ歯を作ることというのは、決して簡単なことではないですよ。どんな入れ歯だとしてもです。ただ保険診療の場合、入れ歯治療には様々な面で制約がかかってしまいます。わたしも、もしもあの時、つい立ての向うの声を聞くことがなければ、そのまま自分なりにはできているつもりで、それなりの入れ歯を作り続けたでしょう。あの時、あの言葉を聞いて、本当によかったと思います。

「IPSG包括歯科医療研究会」で学んでみて、どうでしたか?

「IPSG包括歯科医療研究会」に来て学び始めたとき、型の取り方、噛み合わせの見方、調整の仕方など、さまざまな点において自分の勉強不足を思い知らされることになりました。「IPSG包括歯科医療研究会」では、ドイツ式入れ歯だけでなく噛み合わせや筋機能療法など、深く学んでいます。噛み合わせが正しい入れ歯を作ってつけることで、よく噛めるようになるだけでなく、全身のバランスがよくなり全身に健康がもたらされます。そういった入れ歯をつくるためには欠かせない歯科医に必須の知識や技術を学んでいます。今は入れ歯もそうですが、ここで勉強したことをいかに自分のものにして、患者さまに還元していこうか…そういうことを考えています。

ここで学べることには、ふつうの歯科医師があまり経験できないことというか、知らないことがたくさんあります。今まで知らなかった世界が広がっていきます。

自分だけではなくて、いろいろな人にそういう良いものをわかって経験してもらいたいと思います。この高いレベルを学べたということを幸運に思っていて、この幸運を、患者さまの治療に活かしたいですね。「IPSG包括歯科医療研究会」ドイツ式入れ歯をもっと多くの方に知っていただきたいです。

「IPSG包括歯科医療研究会」ドイツ式の入れ歯は何が違いますか?

保険診療の入れ歯は、1回作ってみてダメだったら、また作り直せばいい…そんな感じです。でも「IPSG包括歯科医療研究会」ドイツ式入れ歯は一回作ったら何十年ももちます。そういうコンセプトでやっています。

保険診療ではなく自費診療で、しかも一般的な自費診療の入れ歯に比べても価格は高いです。しかし、それだけの年数がもつのなら、決して高いというわけではないと思います。

レベルの高い治療を提供するために、どのような器具などを揃えていますか?

診断器具が大事だと思っています。ですから歯周病の検査のための顕微鏡や、歯など口の中を詳しく調べるための歯科用CT、顎運動計測器、咬合器などを揃えています。まちがった診断の元にはまちがった結果しか生まれません。正確な診断を行ったうえで、治療に入ることがとても大切です。そのために設備を整えています。

また滅菌や消毒も重視しています。先日も新しい滅菌器を導入しました。それまで使っていた滅菌器は優れた機械でしたが、少し時間がかかります。今回導入した機械は短時間で滅菌できます。

もちろん、良い器具や設備は安くはありません。しかし、レベルの高い治療のために必要だと思うと、なんとか都合をつけて買ってしまいます。わたしは車などには興味がありませんし、お金があったら、診療に使う器具や設備に使いたいと思ってしまうんです(笑)。

ご自分の趣味などはありますか?

長野県に戻ってきたのは15年前で、それまでは沖縄にいました。当時はダイビングをやっていましたが、長野県には海がありませんから。わたしは海のない山の中の出身ですが、海や水に憧れが強くて、大学時代はボート部に所属していました。

最近まで子供が小さかったので、部活動の送り迎えなどで忙しくてなかなか自分の趣味に時間を取れませんでしたし。ようやく最近、湖でカヌーをやるようになったくらいです。

まあ、主な趣味は読書で、マンガからスパイ小説までいろいろな本を読んでいます。好きな作家はケン・フォレットや山崎豊子です。最近、読んでいたのはケン・フォレットの「永遠の始まり」です。東西冷戦からベルリンの壁の崩壊までを、アメリカ、イギリス、ドイツ、ソ連4カ国同時進行で描いた小説で、ワクワク、ドキドキしながら読んでいました。そんな感じで、自分の趣味にはさほどお金がかかりませんので、その分は設備や器具など、患者さまに貢献できるものに使っています。

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