総入れ歯
Full denture
今の入れ歯でなんでも食べられますか?
今お使いの総入れ歯、ステーキや硬いパンなどが食べられますか?
硬いものは何とか噛み砕けても、弾力のある食べ物を食べるのは難しいのではないでしょうか。
春巻きやパイを前歯でサクッと噛み切ること、皮付きのフルーツを直接噛み切ることなどは入れ歯では大変難しいと言われています。レタスなどの生野菜も実は入れ歯では苦手であったりします。
人前で笑ったり大声で話すことができますか?
総入れ歯の患者さまの中には、入れ歯が外れるのを恐れたり、うまくしゃべれなくて、人前で話さなくなったりする方もたくさんいらっしゃいます。それでは、これからの人生もったいないです。
当院では、食べたいものが食べれて、口を開けて笑える、そんな当たり前のことを、皆様にしていただく為の ドイツで開発されたシュトラックデンチャーを原型とした「上下顎同時印象法」にて作っております。
『上下顎同時印象による総入れ歯』
『上下顎同時印象による総入れ歯』の原型は、ドイツのDr.Reiner Strackの入れ歯です。Dr.Strack は、稲葉繁先生が留学していた、チュービンゲン大学出身の総入れ歯の大家で、それを引き継いだのが、Dr.Hans.shleichです。
そして、彼が引退するときに、すべての資料を稲葉繁先生に託しました。現在、Dr.Strackの入れ歯を原形のまま教えているのは、稲葉繁先生だけです。稲葉繁先生は、Dr.Strackの入れ歯を全国の歯科医師の先生方に伝えています。
私達は、先生方が迷いなく治療を進められるよう、技工面からサポートさせていただきます。
本当に合う入れ歯は、表情すら明るく変えます
残念ながらすべての歯を失ってしまった方、骨が薄くなってしまうため口元が痩せてしまい、年齢よりも老けてみられがちです。
その人の骨格や、口の動きまで考慮して作られた入れ歯は、歯の衰えによって、失われてしまった表情を取り戻すこともできます。
「上下顎同時印象法」による、シュトラックデンチャーは内側からボリュームをだすことができるため、自由に口元を作り事ができ、若々しい表情を取り戻すことができます。

入れ歯が入っていないときは、口元が落ち込み、年老いて見えた患者さまが、総入れ歯を入れて、見違えるように明るく若返りました。
シュトラックデンチャーは機能性はもちろんのこと、審美性も兼ね備えています。
私たちは、若い方からお年を召した方まで、楽しく食べて、楽しくおしゃべりできる、そんな毎日を過ごしていただくための総入れ歯を作っております。
入れ歯を入れるということを、「あきらめ」ではありません。右の写真は、当院の総入れ歯を入れた直後の患者さまの笑顔。この笑顔が、入れ歯が快適であることの何よりの証拠ですよね。快適な口元は気持まで明るくなります。
当院は皆様が、歯のあったときのように、笑顔で快適に過ごせるために、全力で治療いたします。
お口の中を立体的に再現したドイツ式総入れ歯を作ります
入れ歯が安定ししっかりと吸着するには?
食事をするためには、お口の中の機能がとても重要です。歯があるときの舌の使い方、発音の仕方などは、総入れ歯になっても同じです。(こちらの絵は、総義歯の大家Dr.Hans.shleichから引き継いだ資料です。)
例えば、人は食事をするとき、最初に舌を上あごに押しつけ、徐々に後ろに移動させて食物を飲みこみます。総入れ歯の場合、このような舌の動きが、入れ歯を外れやすくさせるため、舌が後ろに移動していくときに入れ歯に触れる部分を、安定させる必要があります。
また、入れ歯が安定ししっかりと吸着するには天然の歯があったときと同じ場所に、人工の歯を入れることが最も良いとされています。
歯があったときのお口を再現した総入れ歯を作るには?
どうしたら口の中の動きまで考え、歯があったときのお口を再現した総入れ歯ができるのでしょうか?答えは簡単です。お口の中の状態を立体的にコピーし、そこにぴったりとはまる入れ歯を作ればよいのです。当たり前ですよね。
でもこんな当然のことをしている歯科医はなかなかいません。なぜなら、お口の中を立体的に、完全にコピーするのには、非常に高度な技術が必要なのです。
歯があったときのお口を再現した総入れ歯を作るには?
イボカップシステムの重合は、透けるほど口蓋が薄いです。
人工歯はIVOCLAR のビボデント、オーソシット、天然歯のような高い審美性と硬さを兼ね備えています。
こちらに関して、内冠製作時、ラボで製作をさせていただきます。
高度な技術が必要な型取り【上下顎同時印象法】
歯があるときの口の中は、外側から頬の筋肉の圧力がかかり、内側からは舌の圧力によりバランスが保たれています。たとえ歯を失ってもこの状態は変わらず、外側からは頬の筋肉、前方からは唇が内側に押しているのですが、舌は歯を失ったことで外側への支えを失います。
それによって、歯があったときと比較すると舌は大きく広がり、歯が入るスペースが無いように見えます。そのため、歯のない状態の型取りは非常に困難です。
しかし、当院の「上下顎同時印象法による総入れ歯の製作法」は、患者さまの筋肉が以前あった状態を再現するように誘導する方法で、患者さまご自身の口の動きによって再現します。
お口の中を、完全コピーする方法とは?
「飲み込む」ときの口内の動きまで考えて作ります
私たちが食事をするとき、お口の中の筋肉がどのように働いているか、ちょっと想像してみてください。つばを飲み込むとわかりやすいと思います。当院の総入れ歯はこの「飲み込む」ときの口内の動きまで、考えて作られています。
つばを飲み込む状態なんてどうやって型取りをするのだろう? と思われるでしょうが「上下顎同時印象法」では型取りの最中につばを飲んでもらいます。これは、上下別々で型取りをしていた従来の方法では絶対に不可能です。
もちろんこの最終的な型取りをする前の準備があります。あらかじめ、入れ歯の高さ、中心があっているかどうか、左右が対称であるかどうか確認して、専用のトレーを作成しておきます。
舌が自由に動けるように
従来の入れ歯の形は、より安定させるため下顎の舌の後ろ側に長くのばしていましたが、これには欠点があります。舌が動いていないときは入れ歯がはずれないのですが、舌が少しでも動き始めると入れ歯がはずれてしまうのです。これでは、安心して舌を動かせません。
それに対して「上下顎同時印象法」による新しい入れ歯の形は、舌の前方あたりのやわらかいところを利用して、舌が自由に動けるようにしました。
また、歯が抜けると、骨が薄くなります。そこをおぎなうのが床(ピンク色のプラスチック)ですが、この床の面積を大きくするほど、入れ歯もよく吸着します。
あなたの入れ歯はいかがですか?
頬の筋肉の力のサポート、唇のサポート、そして舌のサポートにより、入れ歯は吸着し、そのバランスが保たれているところに人工歯を並べると、とてもよい入れ歯ができあがります。
このバランスが合っていないと、笑ったときに下の歯しか見えなかったり、噛み合わせが低くて顔がつぶれたように見えたりします。笑ったときに歯だけ見えるのが理想的な入れ歯の形です。