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IPSG認定医院

IPSG 包括歯科医療研究会 専門の歯科医師が入れ歯のお悩み解決

デンタルクリニックさいとう

デンタルクリニックさいとう

患者さまに心の底からの最高の笑顔を届けたくて

電話
0225-23-5566
住所
宮城県石巻市穀町5-21
診療時間
  • 9:00 〜 13:00 / 14:00 〜 18:00
  • 休診日: 木曜日・日曜日・祝日

院長齋藤 嘉宏

ひとりの患者さまとの出会いによって歯科医としての役割の何たるかに目覚めた、という斎藤先生。患者さまが最高の笑顔を手に入れられるよう心を尽くし、ベストな治療のために必要な機器を導入して、いまこの地・被災地でもあった石巻から、人生をより豊かにするための歯科治療を日々目指しています。

患者さまに伝えたいことは何ですか?

「『最高の笑顔』で『最高の瞬間』をあなたに」。うちの医院のキャッチコピーのようなものですが、これに尽きますね。人生のいろいろな局面を、入れ歯・天然歯を問わず、最高の笑顔で迎えていただきたい、というのがわたしの考え方です。

震災の被害が大きかった石巻では、震災後みんなが「石巻だから…」、「石巻では…」と、いろいろあきらめてしまっています。ですが、歯科治療に関しては、世界一の治療を目指し提供したいと思っています。 QOL(Quality Of Life生活の質)を高め、噛める人はさらに噛めるように、きれいな人はよりきれいに見えるように、困っている人は困らないように。

特に入れ歯を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

新人時代の一人の患者さまとの出会いがわたしの人生を変え、入れ歯治療に目覚めさせました。

実は大学は医学部に進むつもりでした。浪人中に父が亡くなり、その年、予定を変更して、歯科に進みました。その頃は歯科医が何をする人かもよくわかっていませんでした。学びたいことも探し出せないままに大学時代を過ごし、長い年月かかって卒業。教授から医局に残るよう誘われましたが、父もいない当時、仕事をしなければならないから…と教授にお願いして入ったのが、「入れ歯」で有名な歯科医院でした。

その歯科医院はオフィスビルの中にありました。ビル内に食堂があり、わたしが食堂に行くといつもおばちゃんが大盛りにしてくれるなど、わたしは食堂のおばちゃんに可愛がられていました。そのおばちゃんがある日歯科医院にやってきて、わたしが担当することになったのです。保険診療はほぼしていない歯科医院でしたが、おばちゃんの希望は

「保険の入れ歯」。

さらに重ねてどんな入れ歯がいいのか聞くと、「ついた餅までは無理でも、せめて切り餅くらいは食べられる入れ歯がいい」と。

その時は、たとえ自費の入れ歯でもお餅を食べられる入れ歯などないと思いました。「うーん…作れるかどうかはわからないけど、作りましょう」ということになりました。何度も何度も入れ歯を合わせてみて、一所懸命に作り、正月休みに入るギリギリ前にできあがりました。

正月休みが明けて、青森から帰ってきたおばちゃんに「どうだった?」と聞いたときの返事が「お餅、食べられましたよ」です。食べられるわけがないんです。バネでひっかけるような入れ歯で、お餅を食べられるわけがありません。今、思い返しても貧相な入れ歯です。つまり、わたしはおばちゃんに気遣いをされたんです。若い先生が一所懸命作ってくれたんだから・・・と。

このときです。「歯科医師になりたい。まともな歯科医師になりたい」と思ったのは。ダメですよね。患者さまに気遣いをいただくなんて、おしまいですよ。野球で言えば、相手のピッチャーに打たせてもらったようなものです。

それまではまったく歯科医師になりたいなんて思っていなかったし、全く勉強なんかもしていませんでした。でも、そのときから変わりました。そこからですよ、勉強しだしたのは。片端から学べることをどんどん学んでいきました。元々、勉強は決して嫌いではありませんでした。ただ、それまでは歯科で勉強したいものがなかっただけです。

最初の歯科医で自費治療の入れ歯について多く学び、次に保険適応の治療をしている歯科医院で保険診療を学び、入れ歯を柱にして開業しました。その後も勉強して、矯正、インプラント、歯周病…さまざまな分野を学びました。

審美歯科や矯正、インプラントなど、いま力を入れている分野は何ですか?

すべてです。それらはひとつにつながっています。最近、審美歯科が注目されていますが、すべての基準は「総入れ歯」なんですね、実は。わたしが学んだ大学では、その考えに基づき、まず総入れ歯から学びました。審美歯科では前歯がどの位置にあるのかとか、唇がどういうふうに見えるのかとか、スマイルライン(笑顔の際に見える下唇のラインと上あごの前歯の先端を横に結んだラインのこと。2本のラインが同じだと美しい笑顔)などを重視しますが、それらはすべて、総入れ歯で考えられてきたポイントです。総入れ歯を作る際に考えるポイントがそのまま天然歯にスライドして、審美歯科で使われています。

入れ歯というと、「噛める」こと、「長持ちすること」などが重視されます。それらも当然重要ですが、総入れ歯自体、実は審美的なものなんですよね。総入れ歯はさまざまな点から、その人のQOL(Quality Of Life生活の質)を上げます。総入れ歯は決して物ではなく、人工臓器です。失われた体の機能をより強固にしてもらえるものです。人生をより豊かにしてくれる、身体の一部と言ってよいでしょう。

入れ歯はQOL(Quality Of Life生活の質)を上げる手段のひとつです。人によって、それがインプラントであったり、ブリッジであったりと異なりますが、わたしはそれぞれの人にとって、必要な手段を提供します。結局、すべての基本は同じですから。

総入れ歯をはじめ、すべての歯科治療に通じる基本は何ですか?

天然歯、入れ歯にも共通しているものがあって、それは顎位であり、噛み合わせです。どうしても入れ歯とか、上物(うわもの)の話に走りがちですが、本質はそこではありません。上物、たとえば入れ歯というのは最終形です。顎を正しい位置にして物を作っていくということは、結果が入れ歯であったり、インプラントであったり、ブリッジであったり、審美歯科であっても、すべて同じです。顎が正しい位置にあって、初めて成り立ちます。顎位、噛み合わせがすべてのベースです。わたしの中ではベースを押さえることが仕事であって、上物(うわもの)が何というところには、こだわりはありません。そこがしっかりとしていれば、何を入れても成功します。

そのために、最初に患者さまがいらしたときになさっていることは何ですか?

適切にお話しをして、患者さまに自分が本当に望んでいるものは何なのか、気づいていただくことです。

わたしは気づきのお手伝いをするために、NLP(Neuro Linguistic Programming神経言語プログラミング。心理学の一種)やSAT法(Structured Association Technique構造化連想法。健康行動科学に基づくコーチング、カウンセリング ・セラピー技法)なども学びました。そして患者さまがリラックスできるように、ゆとりを持った予約制にしています。ですから、他の患者さまと顔を合わせることはありません。

そのために、医院のつくりなどで工夫されていることは何ですか?

歯医者っぽくない内装などにもしていますが、一番大切にしていることは、きちんとした結果を出すための、当たり前の仕事を当たり前にするための道具を揃えることです。

今では一般的になったCTも、適切な診断に必要なので8年前から入れていました。また精密な治療をするために、CAD/CAM(computer-aided deighn/computer-aided manufactureing。コンピューターで冠などの補綴物を設計、製作するシステム)や、マイクロスコープ(歯の内部を拡大視するのに用いる手術用顕微鏡)などを日常的に用いています。マイクロスコープで見るときの視野を確保する意味もあって用いているラバーダム防湿(歯の周りにかけるゴムのシート)もそのひとつです。日本の歯科医でラバーダム防湿をしている歯科医はまだあまりいませんが、本来歯科治療においてラバーダム防湿は必須だと思っています。ラバーダム防湿を行うことで、口の中から歯を隔離して、唾液による汚染を防ぐことができます。虫歯をとる治療を行っているときに、そこに唾液が入ってしまうと虫歯をとりながら同時に感染させてしまうことになります。ですから本来は歯科治療でラバーダム防湿は欠かせません。

自分が行っている仕事の精度をより高めるためにも、こういった道具を日常の必須の道具として用いながら、日々研鑽を積んでいます。

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