リーゲルテレスコープ
Riegel telescope
入れ歯先進国ドイツで開発されたリーゲルテレスコープは1948年、Tuebingen大学のDr.Strackと技工マイスターE.Schlaichによって、考案されました。
その後Dr.Strackの助手をしていたE.Koerber, M.Hofmannによって改良が加えられました。
リーゲル(Riegel)とはドイツ語でかんぬきのこと。
リーゲルテレスコープとは維持装置にかんぬき(鍵)を使った部分入れ歯です。
入れ歯の中に小さな鍵がかかるようになっていて、鍵をしめると舌でさわってもわからないようになっているので、ほとんど違和感がありません。
この鍵をひらくと(手で簡単にあけることができます)、すっと入れ歯を取り外すことができます。
リーゲルテレスコープは内冠が連結固定してあります。
神経の治療をしてある歯が多い、また歯周病が進んでいる場合、しっかりと固定することで全体で1本1本の負担を分散させることができます。
入れ歯であることを忘れてしまう付け心地 普段は入れ歯であることを忘れてしまうぐらい付け心地がよく、寝るときは歯磨きをして、入れ歯もあらって装着したままお休みになれます。
上顎の口蓋にシュパルテ床をつけることで、より強固となります。
このシュパルテの形は、ほとんどの患者様に違和感なくお使えいただけるすぐれた床です。
左右のひずみを、口蓋で吸収し反対側にゆがみを発生させないようなしくみとなっております。
奥歯を支えにしていたブリッジが割れてしまった。
という事がきっかけで、インプラントか部分入れ歯で迷う方は相当数いらっしゃるのではないでしょうか?
初めての入れ歯という事で、ショックを受けられるのも当然です。
インプラントも選択肢の一つとなりますが、インプラント治療に不安がある方、全身疾患や骨が薄くてインプラントができない方にぜひご提案させていただきたい方法が、片側リーゲルテレスコープです。
支える歯への負担も少なく、見た目も美しいため取り外しのできるブリッジの感覚で使っていただく事ができます。
金属のバネがついた部分入れ歯は、支える歯を横に揺らしてしまいますが、こちらのリーゲルテレスコープは、神経のある歯に適応されますが、歯軸の方向に力がかかる仕組みとなっているため、歯を揺らす事がなく長く患者様にお使いいただけます。
患者様のお口の中の状態により、リーゲルテレスコープの設計も変わりますので、IPSG認定歯科医院へご相談いただき、一番合った方法をご提案させていただきたいと思います。