Q&A
Q. 部分入れ歯とはどのようなものですか?金属の針金が見えますか?
日本の多くの部分入れ歯は、金属の針金を用いたクラスプというものを、残っている歯にひっかけて入れ歯を安定させるクラスプ義歯(クラスプデンチャー)です。
他人からクラスプが見えてしまうことがあるため、以前より人前で笑えなくなったという方も出てきてしまいます。また、審美的な問題だけではなく機能的にも疑問が残ります。クラスプは歯にひっかけて維持するため、その歯に負担がかかってしまい健全な歯の喪失の原因にもなります。
入れ歯先進国ドイツでは、そのようなことから、このクラスプデンチャーは歯科学生の教育からも外されています。しかしながら日本の義歯の保険治療、自費治療の多くがクラスプ義歯という現状です。
ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)とは、クラスプを使わない見た目が自然な部分入れ歯です。
ドイツ式入れ歯は、IPSG顧問の元日本歯科大学教授である稲葉繁先生がドイツから学び日本に普及させました。日本で取り扱っている歯科医院はまだ多くはございませんので、ご興味がおありの方はこちらのHPに掲載しておりますIPSG会員の歯科医院にご相談いただければと思います。