たかせ歯科
たかせ歯科
持って生まれた歯を残すために、力を尽くしたい
- 電話
- 0564-54-8217
- 住所
- 愛知県岡崎市上地1-38-8
- 診療時間
- 9:00 〜 13:00 / 15:00 〜 19:00
- 休診日: 木曜日・日曜日(木・日曜日以外の祝日は診療日)
院長高瀬 直樹
「ご自身の歯をなによりも大切にしていただきたい。歯を抜くのは最後の手段」を第一に考える高瀬先生。他ではダメと言われた歯でも何とか残す手段は無いか、患者さまがあきらめずに済むにはどうすればよいのか···。常にあらゆる方法を模索し、さまざまな選択肢を患者さまに提供するため自己研鑽に余念のない毎日。物静かな中にひたむきな姿勢が感じられるドクターにうかがいました。
患者さまに伝えたいことは何ですか?
患者さまには「持って生まれた天然の歯を大事にしてほしい」と、とにかくお伝えしています。できる限り抜かないほうがよいに決まっていますから。
わたしはその天然の歯を大事にする治療を第一に考えます。ダメだと言われた歯をどうやったら残せるか、どうやったら助けてあげられるかということを、やはり考えますね。歯を残すためにはいろいろな方法があります。現在はインプラントなどの選択肢もありますが、できる限りそういったものに頼らず、せっかく親からいただいた歯ですから、まずはご自身の歯を生かしたいと思います。たとえば一度抜いてもまた戻して使う、つまりその歯を移植するなどという方法もあります。それらの可能性を突きつめていった上で、入れ歯などの選択肢を選ぶことはありますし、それが最良の選択肢である場合もあります。しかし前提として、できる手立てはすべて尽くしたいのです。
基本的にはまず基本の検査、咬合診断をしっかりと行い、歯周病の治療や根の治療等の基礎の治療を十分に行い、そして入れ歯が必要なら、「IPSG包括歯科医療研究会」ドイツ式入れ歯を作ります。この入れ歯なら、一度作ったら必要に応じて直しながら長期にわたって使うことができます。
でも、治療に入る前には、身体のバランスとか、あごの関節とか、いろいろと審査、診断すべきことがあります。やることは山ほどあります。そして自分の中の引き出しを最大限に活用してみます。歯を抜くことは本当に最終手段です。わたしはそう考えます。ともかく、あきらめたくないですね。そのために一所懸命、何とかする方法を求めて勉強しています。
とにかくわたしが持っている力のすべてを注ぎ込むから「治療させてください」という感じですね(笑)。
いろいろな選択肢を患者さまにどんなふうに説明されますか?
患者さまがいらっしゃると、まずレントゲンや歯周病の検査、口腔内写真の撮影そして咬合診断をさせていただきます。その後カウンセリングルームにお通しして、時間をかけて説明します。「こんな方法があります」とか「これもあります」などと、おすすめできる選択肢を紹介します。わたしのところに来る前に、もうダメだと言われていた歯などは、「まず、この方法で治療させてください」、そして「もし、これでダメだったら、次にこれ」とさまざまな方法をどんな順番でどうやっていくのか、詳しくご説明します。
一言でおすすめと言っても、いろいろな視点での選択肢がありますね。自分だったらこれを選ぶという主観的なものもありますし、金額的なことも考慮して、予算を抑える場合の選択肢などもあります。なかなか全部が全部できるわけではありません。患者さまのご予算やご都合がありますからね。患者さまとわたしとで、お互いに着地点を探していきます。自分も納得できて、患者さまも納得できるような方法を探していくのです。
治療するにあたって、ご自身が心がけていることはありますか?
「親身になって治療しなさい」と勤務していた時の院長先生によく言われました。親身の親とは、親や兄弟のことを言います。つまり自分の親だったら、あるいは兄弟だったらこうしてあげたいという治療をしましょうという意味です。
わたしの場合は自分が一番かわいいから、もしも自分が患者だったらどうしてほしいか、どういう治療をしてほしいか、どういう勉強をした方に診てもらいたいかと考えます。
きれいごとを言っているわけではないのですが、やはり少しでもそういう親身の治療をしたいと思います。治療の選択肢を広げるためにはいろいろ勉強しないといけません。そのためには常にいろいろなセミナーに参加して自分を磨くことは大切なことだと思います。
歯科医になったきっかけは何ですか?
大学受験の時、最初は理学部の生物科を受けていました。父が医師でしたので、医学部に興味がないわけではありませんでしたが、選択したのは生物科でした。
ところがある日、週刊誌で歯医者が叩かれている記事を読みました。歯科医業の仕組みについて…うんぬんと書かれていました。それを読んだ時に、父が医師であることもあり、つい引き込まれたんですね。そしてその後、歯に対して興味が湧き出してきました。いろいろと本を買ってきては読みました。そして、なまいきですが、自分がもっといい方向へ持っていけるよう貢献できないだろうかと、そんなふうに考えたんですよ。それが歯科医への道を歩み始めたきっかけです。
なぜ「IPSG包括歯科医療研究会」で学ぼうと思われたのですか?
たまたま入れ歯治療で悩んでいた時に、「IPSG包括歯科医療研究会」のことを知り、学び始めたところ、早速のめりこみましたね。
大学を卒業後、一般歯科で6〜7年勤めてから開業したのですが、「包括」という文字のごとく「単なる入れ歯」だけではない、治療というものに対する視点の広さが魅力だと思います。
現在、当院の患者さまの年齢は、下は1歳とか2歳の赤ちゃんから、上は90歳のご高齢の方まで、幅広くいらっしゃいます。家族ぐるみでいらっしゃる患者さまが多いですね。最初にまずお子さんがいらして、それから親御さん、やがておじいちゃんやおばあちゃんもいらっしゃいます。そういった意味では虫歯治療から、予防、入れ歯に至るまで幅広く、包括的に治療する観点はとても重要だと思います。
わたしは外科が好きなので、インプラントなども手掛けており、入れ歯はもちろん、さまざまな治療を行っています。セミナーも、これまで入れ歯のほか、顎関節症、補綴、歯内療法、歯周病、インプラント、矯正など、さまざまな内容のものに参加してきました。そんな中で出会えた「IPSG包括歯科医療研究会」です。常にアンテナを張りめぐらせていることの大切さも痛感しています。
学ぶことが趣味のようですね?
好きですね。実は以前は毎週セミナーに行っていて、妻やこどもたちに叱られていました。そのため、現在は月に2回だけにしています(笑)。
勉強以外の趣味がないわけではありません。絵を鑑賞するのも好きですね。セミナーに出かけた日は、時間を見つけてはよく美術館に行きます。実は今日もこれからルノワール展を見に行くところなんです(笑)。幅広くさまざまな絵を楽しんでいます。
でも、やはり一番楽しいのは勉強でしょうか。新しいことを身につけられるのが、楽しくて仕方ありません。身につけた新しい知識を患者さまに還元できるのがすごく面白いです。特にこの十年間いろいろなことを学んできましたが、最近、それらがやっと繋がってきました。習ったことが、今、自分がしていることと繋がるようになると、本当に面白くなってきますね。患者さまに、学んだことを治療を通じて活かせていると感じられるようになります。
しかし知らないことはまだまだありますから。今は日々ワクワクしながら学び、それを実践する毎日です。
ご自身はこどもの頃から歯科治療はよく受けましたか?
こどもの頃から、たくさん治療を受けてきました。自分の歯をすべて残したかったのですが、実は1本だけ歯がありません。
先日も息子に治療をしてもらいました。長男は現在歯学部の学生です。単位を取るのに治療をすることが必要で、それでわたしが患者になりました。でも、最悪の体験でしたね。歯医者はやはりいろいろ気をつけないといけないんだなあと改めて感じました。患者さまにとって、触られる瞬間はいやなものですよね。お声掛けや、話し方なども大事です。自分が患者側になってみて、つくづくと感じることがありました。特に経験が浅い者がしているといろいろと問題があり、される側はこんな風に感じるものなのかと思いましたね。本当にいい体験をしました。
医院のつくりなどで工夫されていることは何ですか?
木目調の落ち着いた内装にしています。ともかく温かい空間にしたくて、「ここの歯医者だったら怖くないなあ」と感じてもらえるようにしたかったのです。自分が子供の頃、けっこう歯医者に行きましたが、やはり子供にとって歯医者は怖いところでした。ああいうのはいやだなあと思って、怖くない空間にしたいという思いがありました。
カウンセリングルームは3〜4年前、「IPSG包括歯科医療研究会」で勉強し始めた頃に、作りました。カウンセリングのための時間もなかなかとれませんが、自分の昼休みを使うなどして、できるだけ時間を割いてお話をするようにしています。
自分の力の限りを尽くして、患者さまにできるだけの治療をさせていただきたいと思っています。そのためには、しっかりとお話しし、お伝えする必要がありますね。
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この度は当院にご関心いただき、誠にありがとうございます。
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